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2025-03-25
絶景のドライビングロードと心落ち着く温泉旅館が共存する「湯布院」をドライブ
2025-04-25大分県別府市は世界一の温泉街です。この街は世界一の源泉数を誇り、日本の温泉の1/10の量が別府から吹き出しています。ここでは別府をドライブする際のオススメの場所を紹介します。
温泉の街、大分県別府市
フジマックスレンタカーから別府市までは車でおよそ50分です。山道をショートカットするルートを走れば40分で到着することも可能です。山道ルートの場合、大分県内唯一のループ橋である「鳥越峠ループ橋」を通過します。
別府市は古くから温泉の街として栄えてきました。8世紀前半の文献では既に温泉地として記されており、1800年代に湯治場として栄えました。1900年代に入ると「地獄」と呼ばれる温泉の見学が人気を集め、現代の観光地へと進化していきました。
別府のシンボル 竹瓦温泉

そんな別府を象徴する温泉が「竹瓦温泉」です。1879年に創設されたこの浴場は、当初は竹屋根葺きの建物でしたが、その後瓦葺きの建物に改築されたため、竹瓦温泉と呼ばれるようになったとされています。
現在の建物は1938年に建設されたものであり、非常に豪華絢爛な作りをしていることが特徴です。この建物の中では、シャワーの無い古風でシンプルな温泉と、砂湯を楽しむことができる他、湯上がりにゆっくりとくつろぐスペースも完備されています。
竹瓦温泉は別府の歓楽街の中にありますが、地元の人が日常的に利用する温泉でもあります。まさに別府の歴史と文化を体験するにふさわしい温泉と言えるでしょう。
別府駅の油屋熊八像

油屋熊八は現在の別府を作ったと言っても過言ではない人物です。彼の偉業をたたえた銅像が別府駅前に立っています。
油屋熊八は1863年に現在の愛媛県で誕生しました。1911年に別府で亀の井旅館(現在の亀の井ホテル)を創業すると、「山は富士、海は瀬戸内、湯は別府」というキャッチフレーズを考案。この言葉を刻んだ標柱を富士山山頂を含む全国各地に立て、別府の名を全国に宣伝しました。さらに1925年には自動車の発展を見越して現在の九州横断道路(やまなみハイウェイ)の原型を考案。1928年には日本初の女性バスガイド付き定期観光バスの運行を開始し、バスによる別府地獄めぐりを可能にしました。
別府温泉の宣伝は全て油屋熊八の私財と借財で賄われていました。彼の素晴らしい独創性と行動力は高く評価されており、現在でも別府観光の父として慕われています。
湯けむり展望台


湯けむり展望台は別府の街を一望できるスポットです。別府では街中のいたるところから温泉が湧いていますが、その湯けむりを一箇所から眺めることのできる場所がここです。世界でも珍しい湯けむりが吹き出す様子をご覧いただけます。
展望台はもちろん駐車場も完備されており、誰でも無料で景色を楽しむことができます。
鉄輪温泉

別府には「別府八湯」という言葉があり、以下の8つの温泉地区が存在します。
- 別府
- 浜脇
- 鉄輪
- 明礬
- 亀川
- 観海寺
- 柴石
- 堀田
この内でも特に長い歴史を持つのが鉄輪温泉です。鉄輪温泉の中心部は「いでゆ坂」という坂道が通っており、ここでは道路の隙間からも湯気が湧いています。このため、街の中にいるだけでまるで温泉に使っているかのような感覚を味わうことができます。無料の足湯や、地獄蒸しと呼ばれる温泉の蒸気で食材を調理する体験もできます。

別府地獄めぐりの多くもこの鉄輪地区に存在しています。このため海地獄の駐車場に車を停めて、徒歩で散策するのがオススメです。3つ以上の地獄を見学するなら、共通観覧券を購入しましょう。
明礬温泉

別府市の中でも最も標高の高い地区に存在するのが明礬温泉です。ここの温泉は硫黄の成分が強く、非常に濃度の濃い温泉なのが特徴的です。また別府市を見下ろす場所にあるため、露天風呂は別府随一の眺望を誇ります。
明礬温泉は温泉成分を抽出した「湯の花」と呼ばれる入浴剤の製造でも知られています。湯の花は独特な小屋の中で製造されており、その様子を見学することができます。かつては薬としても用いられた湯の花はお土産としてもオススメです。
十文字原展望台

明礬温泉から更に上に登ったところに十文字原展望台はあります。ここは別府の街を上から一望できる場所であり、日本の夜景100選にも選ばれています。夜景がきれいなことはもちろんですが、日中は別府の町並みや別府湾、運が良ければ海の向こうの四国も見ることができます。